JK(ジェーケー)

最近のコナンで出てきたんですが、青年〜オッサンくらいの男が蘭とかのことJK(ジェーケー)って呼んでたんですよ。まあ蘭ちゃんJKやしそれはそうなんやけど、面と向かっていう言葉じゃないよね。ってぼくはおもった。
そりゃまあ確かにね、JKイコール女子高生で、こういうブログとかで僕もみんなも女子高生のことJKって言います。
でも「JK」は直接面と向かって言う用の言葉じゃない。そもそもなぜだか言葉に出して言う「JK(ジェーケー)」には、なんとなく違和感がある。

理由の一つとして、なぜならこれがネットスラングだから、っていうのはある。2ch語とか口に出してるやつ聞くと寒いみたいな感じ。
でも理由はそれだけじゃないと思うんですよ。僕が思うもうひとつの理由としては、「JK」は性的なニュアンスを含んでいるからっていうことです。

「JK」っていう言葉はそもそも、「女子高生」って直接使いにくいからゆえの隠語として生み出されたもの。
援交でいう「ホ別ゴ有」(ホテル代別、ゴム有り)みたいなもん。直接女子高生って言っちゃうと検挙されたらイヤやから微妙な隠語を使うんですよね。

ぼくたちの世代はネットコンテンツの発展とともに育ってきたので、JKっていう言葉が生まれた頃がどんな時代だったかもよく知っている。身を持って知っている。
始まりは2000〜2005年頃かな。回線が速くなって、画像のアップロードダウンロードが各所で大量になされるようになって、素人の盗撮画像とかがネット上にばんばん出回るようになった頃。
当時中学生のぼくも「画像ちゃんねる」みたいな画像掲示板を毎晩巡回していました。
以前から言ってるようにぼくは中学の頃からの生粋のJKフェチです。特に好きな要素としてはキレイな肌と制服です。なので画像掲示板も女子高生系のスレを毎晩追っていました。
でも掲示板上では「女子高生」とは言いません。AVのように「女子校生」と呼ぶか、あるいは「女子◯生」ですよね。
そしてある頃から、「JK」という言葉が使われ始めました。これは便利でした。なぜなら略語は呼びやすいし、さらに亜種である「JC」も「女子中学生」という女子高生以上にクソ長い単語を短縮することができたから。
これが「JK」が生まれたきっかけです。というわけなので、「JK」という言葉には、夜にオナネタ探す男たちが使うようなアンダーグラウンドなニュアンスが含まれている

でも最近になって、2chネタとかをメディアが取り上げるようになり、同時にSNSによって個人がネタを発信できる時代になったおかげで、ネットスラングが公に引きずり出されてきた。
「JK」もそのうちのひとつだった。今ではJK自身が自分のことJKって言う。おれもネカマするとき言う。
今の「JK」は、黎明期の正しい使われ方を知っている者としては複雑な気持ちである。

コナンの話に戻るけど、作中ではモブの男が蘭とかのJKに対してJKって言ってたんですよね。
それは極端に言えば、昭和のおっさんが巨乳女に対してボインちゃんって言うようなもんなんですよ。
ボインちゃんとか直接言われたらセクハラやん? 異常やん?
なぜならボインちゃんって言葉は週刊誌とかでしか使われない言葉だから。つまり常に性的なニュアンスを含む言葉だからですよ。
JKも同じだと思うんですよね。JKって言葉は女子高生をイヤラシイ目で見てますよ的なニュアンスが(本来は)あったのに、直接本人に言っちゃうと、それはもうセクハラですよ。
ボインちゃんとJKの類推はわりとわかりやすいね、ぼくが言いたいのはそういうことです。

そういえば、ぼくがJKに目覚めた頃からそろそろ15年くらい経つので、15÷3=5で、5回もJKたちは総入れ替わりしてるんやね。それでもまだ飽きずにフェチなのは息が長いと我ながら思います。