お酒との付き合い方のこれまでと、今の断酒について

これまでのお酒との付き合い方について、自分のツイートやブログを遡って振り返ってみました。要するに自分語り

酒を飲み始めたころ

僕はお酒が大好きで、飲める年齢になってからずーっと飲んできました

よく飲む習慣ができたきっかけはサークル活動だったかもしれない。大学で演劇サークルに入り、役者をすることになった。思い描いていたのと少しだけ違って、毎日の稽古で、先輩からのご指摘が、当時とてもグサッとくるやつでした。お芝居って、自分がこれまでの人生でやってきた経験をつなぎ合わせていくようなところがあるんですよね。悲しくなったことがないと悲しい演技できないみたいな。なので、演劇の稽古は、自分の本質に迫り、自分と対話するような部分がある。ぼくはそのとき、当時の自分と同じ、大学生が友達とわちゃわちゃやる舞台をやったんですが、みんなの会話の輪に入り込む演技がどうにも自然にできなくて、あっ俺って友達とうまいことやっていけてないんや!とか、みんなみたいに自然にノリに入っていって、同じ空気感を共有するようなことが、めちゃ苦手なんや!ということに気付かされた。これで悩むようなことがあった

という言い訳のもと酒を飲んだ。これがヤケ酒というものかー、と自分に酔いしれながら飲んでいた部分もある。さらには、夜中に部屋の電気を消して、演技のダメ出しノートを眺めながら酒を飲むとか、鴨川に出て星を見ながら煙草を吸い酒を飲むみたいな、なんだか型にはまった、めちゃくちゃ恥ずかしいやさぐれかたをやってみたりした。それが、僕が酒でストレス発散するようになった始まりでした。悪い習慣がついたよね

当時の飲み方はだいたい、コンビニの揚げ物と、ストロングチューハイの飲むヨーグルト割り。酒を飲み始めた頃は度数のキツイの飲みづらかったけど、飲むヨーグルトを全体の4分の1くらい入れるとえげつなくスイスイ飲みやすくなるので、いつも100円ローソンの飲むヨーグルトをストックしていた。 やさぐれた自分に酔いながら、氷結ストロングのNY割り(飲むヨーグルト割り)で酒に酔っていました。コンビニで買うのは、ファミマならスパイシーチキンとビッグフランク(スパイシーチキンは128円で、ファミチキは160円と高かった)。ちょっと贅沢したいときはローソンで、Lチキとショートパスタや、たまにナガラの冷凍ホルモン鍋もいってました。あとは味の素の冷凍餃子を焼くのがおいしくて良かった。それまで高校以前に家庭料理以外のものをほとんど食べたことなかったのと、自分が料理下手だったので、コンビニスナックとか牛丼屋が主食やったような気がする。当時は松屋牛めしが240円で、バーベキューソースかけて味濃いめにしてツマミにしてたな~、今はもう松屋のバーベキューソースは焼き肉系の定食を買わないともらえない

そして、3回生の後半にサークルやめてからも酒の習慣は残って一人でよく飲んでいた。ヤケ酒をするようなことはなくなったものの、当たり前に結構な頻度で飲むようになっていた。でも、この頃は毎日飲んでたわけじゃなかったなー。4回生の院試勉強のときは、わりと酒をやめていた気がする。飲みたいけど飲んだら勉強にならんなーと葛藤してた、とかいう記憶はないので、普通にお酒を我慢できていたはず

冬場はもっぱら麦焼酎にシフトした。京都の冬は寒かったので、保温もできるポットみたいなケトルを買い、麦のお湯割りを延々と飲んでいた。ツマミはタラタラしてんじゃねーよとかさきいかで、コスパの良い飲み方をしてた。

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ちびちび飲みながらマンガやブログを書いたりとか、結構楽しかったなー。以下は、山積みになった焼酎の空きパックの図

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めちゃくちゃ飲んでいたころ

で、酒量がえげつなくなってきたのは院で東京に来てからであった。言い訳になるけど、研究がうまくいかないヤケ酒が増えて、楽しくおしゃべりできる友達もおらず、日々のストレスがそれまでと比べて爆上がりした。なのでほとんど毎晩家で一人で酒を飲んでいた。土曜夜などは、3時4時まで飲んでいることも多々あった。飲みながらずっと、パワプロ2009のペナントモードを何十年ぶんもやっていた。何も残らない時間の溶かし方

この頃はビール(第3のビール)をいっぱい飲んでいた。500mlのロング缶6缶パックを一晩で飲んでいた。以下はクリアアサヒに付いてるシールがあっという間に集まった図(一人なのに)

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研究室にいても、どうしてもしんどくなったとき、大学構内にある池に行ってストロングゼロを飲んだりした。池なら人が通りかかっても暗くてバレにくいし、そもそもほとんど人が来ない、周りには蚊しかいない池。研究室にいるのがつらくて周りに人がいる圧迫感も息苦し~ってときに逃げ込んで、一杯飲んで、脳を麻痺させてから研究室に戻るみたいな。あー病気一歩手前や。というかほとんど病気やったかもしれない。こえー

あとお金もあんまりなくて、学費の引き落としと、学会の出張が重なったときは、総資産が1万円を切っていたこともあった。本当にお金がなくなったときは、彼女の買い物に付いていき、支払い時に俺がクレカで立て替え払いをして、一時的に現金を手に入れるという「クレカ錬金術」でやりくりしていた。でも、それでもお酒は飲んでいた気がする。もうだめですね

このころ、めっちゃがんばって断酒しようとしていた記録がある

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一定期間、酒と寝坊とオナニーを我慢しようとしていた。そのときの断酒の成功率について振り返ってみた。以下、○が、酒をやめられた日

#春の禁欲週間

3/24 3/25 3/28 3/29 3/30 3/31 4/1 4/2 4/3
× × ×
4/4 4/5 4/6 4/7 4/8 4/9 4/10 4/11  
× × × ×  

#雨季の禁欲週間

7/5 7/6 7/7 7/8 7/9 7/10 7/11 7/12 7/13
× × × × × ×
7/14 7/15 7/16 7/17 7/18 7/19      
× × × ×      

このように、わざわざ宣言して大きな決意のもと禁欲を始めたにもかかわらず、断酒の成功率は半分以下でした。特に #雨季の禁欲週間 のほうは2日連続でやめられた日がない。禁欲習慣と銘打って努力していた期間でこれなのだから、それ以外の日は休肝日がなかったことが推測される。

酒をがまんし始めたころ

そんな生活を続けていた結果、翌年の健康診断で尿酸値中性脂肪が赤色になった

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あと、血液検査で目に見える項目以外にも、なんか疲れやすくなったり、徹夜できなくなったりとか、如実な身体の変化が現れてきたのもこの頃

で、その翌年から同棲を始めて一人暮らしをやめた。そうすると、飲み過ぎを注意されるようになった。それと身体の変化も相まって、この頃から酒の量を本格的に減らすようになった。週一回の休肝日はコンスタントに設けるようにした。朝まで飲むことももうほとんどなくなった。

当時、断酒がつらそうな様相がある

元々めちゃくちゃに飲んでいたのでそこから減らしていくのは結構な努力があった。でも、がんばって酒量を減らし、休肝日も週1~2日はしっかり取るようにしはじめた。

そして、それから2年後の血液検査……節制の甲斐あって、正常値になりました!特に尿酸値は薬なしで下げるのがなかなか難しい場合が多いらしく、みんなに褒めてもらえました。よかった。休肝日も習慣づくと普通にできるようになった

そして現在へ

そして就職し、生活にゆとりが出てきました。お酒は、平日はほどほどにしつつ休肝日を週2~3日は設け、週末だけはがっつり飲む、という生活になりました。そこからさらに2年が経過したのですが……

この前、11月の健康診断の結果が返ってきて、尿酸値中性脂肪が爆上がりしていました。特に尿酸値は、全盛期に肉薄するぐらいの高い値が出ました。9ヶ月で2近くも上がったので、びっくりしました。この原因として、思い当たる節は2つあります。

  1. パンデミックによる運動不足とストレス(周りにも同様に上がった人がいたので)
  2. 低温調理食が増え、ササミをよく食べたため(ササミはプリン体が多い&満腹感に乏しく多量を摂取してしまいがち)

実は高尿酸血症新型コロナウイルス感染症の重症化リスクでもあるらしく、今は特に積極的な薬物介入が推奨されているらしいです。高尿酸血症の治療ガイドラインによると、僕は薬物治療のボーダーにはギリ届かず、もう少し数値が上がらないと薬がもらえません。なので、またしばらくは自力で生活習慣改善して頑張って下げます。はあ

さて、この健康診断の結果が返ってくるよりも、少し前の話ではありますが……昨年11月から12月にかけて、本気の断酒をしました。今回はめっちゃがんばってみようと思った

その結果、最終的に11日間お酒を断つことができた!

断酒のきっかけは、なんかこのところメンタルの波が激しくて、飲んだ翌日がめちゃくちゃしんどいので、いっそ断ってみようと思ったのがきっかけでした。結果それは改善せずむしろずっと落ちたままやったけども

でもまあ年末休んで気持ちも少し落ち着いて、尿酸値がリバウンドしたことも判明したので……今月、再度の断酒をやりました。今回は、土日に友達が来て飲み会とかもしたのに、それでも自分だけはノンアル飲むみたいな、本気の断酒でした。とりあえず今日までで、15日間お酒を断つことができた!最高記録更新!

酒を飲み始めてから今に至るまでのおよそ10年間、上記の #春の禁欲週間 で達成した5日間の断酒がおそらく最長記録だったわけですが、今回それを大きく上回る15日を達成できました。よかった。でもなんか、飲みたいという気持ちがある時点でもう依存症で、普通の人はそうならないらしい。そ、そうなんだ~

そして今日、人間ドックで再び血液検査をしました。前回の検査からまだ2ヶ月やけど、少しでも下がってくれてたらいいな~

まあというわけで今日は、二十歳ごろに始めたTwitterやブログを、三十歳手前の自分が遡ってみることで、自分の酒遍歴に向き合い、危ないアル中になりかけてたなぁと反省したのでした。これからは年相応に、適量でお酒に向き合っていきたいと思っています。実は今年は年明け早々に、実験しすぎて腰椎を疲労骨折したり、口内炎で飯が食えないなど、実に幸先が悪いのですが、今年は健康に気をつけてリングフィットとかもがんばっていこうと思います(しかし腰が治るまではダメですと整骨院の人に言われている)