「理想の女性像」の形成過程

理想の女性のタイプというのは一意的に定まっているものではない。
経験的に、過去に好きになった女性の共通点を集めて出来上がっていくものだ。

つまり、最初から「◯◯で××な女の子が好き」という理想型を持っているわけじゃなくて、過去に好きになった女の子が、◯◯な人だったり、××な人だったから、「◯◯で××な女の子が好き」と言えるようになる。
また、逆に「ドSな女の子と付き合ったら痛い目を見たからMの女の子が好き」というふうに、経験の反面が理想のタイプになることもある。


このことをわかりやすく図で考えてみよう!

まず、次の赤い円は、一番最初に好きになったAさんの女性としての属性を表すものとする。

属性というのは外見だったり性格だったりおっぱいだったり、まあその女の子の持つあらゆるものを包含した概念だ。


次に、二番目に好きになったBさんの属性も考えてみる。

二つの円を重ね合わせると共通した部分が浮かび上がる。これが、二人の女の子に共通する属性である。
つまり、この共通部分こそ、過去に好きになった女の子が共通して持っていた属性である。何度も言うようにそれは、外見だったり性格だったりおっぱいだったりいろいろある。


さらに経験を重ねて、AさんからEさんまで5人を好きになったらこうなる。

だいぶ共通部分が絞り込まれてきた。


さらに10人になるとこうなる。

共通部分の面積はずいぶん小さくなったことがわかる。

つまりこの部分こそ、過去に好きになった10人の女性の属性から求めた「ぼくの好きな女の子のタイプ」である。
次に好きになる女の子は、この部分を包含した属性を持つ女の子である確率が高い。

あと、そういう好きなタイプっていうのは概念的なものだから、言葉で説明できないことがたびたびある。
「ドMな女の子が好き」って言っても、俺ははなっからいじめられることに快感を感じて受け入れるのはキライで、どちらかと言うと最後まで抵抗しつつも抵抗するプレイを好む女の子が好きなのだ。そんな感じだけど、この説明は俺のタイプを100%説明したことにならなくて、実際出会ってみて感じるモノに感じるというか、ああもうなんでもいい


まあ今回言いたかったのは、「好きになった女の子がタイプだよ」っていう言葉はわりと核心をついていて、理想のタイプは口で説明するものじゃなく過去の経験の累積から無意識的に導き出されるクオリア的なものなんじゃないかってことだ。

でも、俺は逢沢りなが好き。
具体的には顔とカラダが好き。